一見メジャータイトル、だがしかし・・・
俺は以前、ゲーム開発期間の長期化がゲーム業界をダメにしてしまうと嘆いた。
具体的にはメタルギアソリッドシリーズを挙げ、新作が出るまでに間が空きすぎだと。 携帯機で開発期間の短い外伝的な作品を出し、棲み分けるよう提案したのだが その後、PSPでメタルギアの外伝的な作品が登場したのはご存知だろう。 まさに俺の先見性の高さと、ユーザーの希望にこたえるコナミの実力が証明されたのだ。 また、その当時NDSでも動きがあり、PS2からゼノサーガが移植された。 俺は開発費の高騰ももちろんながら、メーカーがPS2でおたく向けRPGに注力するのを まったく意味がないことではないかと疑い始めていた。 おたく向けRPGの人気は下降し続け、ユーザーからは続編ばかりだとの声が上がったが 完全新作は売れない状況が続いていた。 それでもメーカーはおたく向けRPGの続編を作り続けるしかなかった。 そして登場したのがNDS版ゼノサーガである。 俺はそれでいいと思った。 見た目はスーパーファミコンにまで落ちてしまったが、 PS2でのポリゴン人形の小芝居を眺めるのはもはや限界が来ていたし、 ムービーでそれを補うのも開発費がかかりすぎる。 なによりおたく向けなのだから、多少売り上げが落ちようが開発費を抑えれば メーカーはじゅうぶんに利益を獲得できるのだから。 そして現在、FF12の外伝的な作品がNDSで発売されようとしている。 4/26に発売される「FF12レヴァナント・ウイング」だ。 しかし、俺は言いたい。 ただの安物RPGではないか。何がFF12だ、ふざけんな。 もちろん、ゼノサーガの移植は許せてFF12が許せないというわけではない。 FF12の搾りカスを2007年に出すのが気に入らない。 俺はゼノサーガの移植を見てその方向性はありだと思ったが スクウェアエニックスはなぜFF12の搾りカスを作り始めたのだろうか。 新作RPGで勝負しろ。俺はそう思う。 俺がNDSでRPGを安く作る時代がくると感じた頃、 メーカーも同じように考え、今後はそれらが完成し発売にこぎつけるだろう。 しかし、その多くが「FF12レヴァナント・ウイング」のような搾りカスなのだろうか。 メジャータイトルが並ぶことになるNDSだが、その中身はただの凡作RPGであり NDSブームに乗ってメジャータイトルを潰すメーカーがなければいいがと危惧している。 任天堂のように目先の金のために大事なタイトルを潰してまで粗製乱造にはしるのではなく いいものを作り、ユーザーからの評価を得て利益につながるように頑張ってもらいたい。
by asukesama
| 2007-03-18 11:56
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